先日行われたバルセロナの会長選挙。2003年から2010年までその座にあったジョアン・ラポルタ氏が再び当選することになった。

今回は、そのジョアン・ラポルタ氏がかつて会長を務めていた際に行った補強の中で最も失敗したといえる5名をピックアップした。

リカルド・クアレズマ

加入年:2003

移籍金:600万ユーロ(およそ7.75億円)

クリスティアーノ・ロナウドの次はクアレスマがブレイクする…と大きく話題を集めたポルトガルのアーティストは、600万ユーロ+ファビオ・ロッケンバックの貸し出しという条件でバルセロナへやってきた。

加入初年度で22試合に出場したものの、そのプレーは当時のバルセロナに求められるものとはかけ離れており、先発は10試合のみに留まった。そして終盤には右足の負傷で離脱し、2004年のU-21欧州選手権を欠場しなければならなくなるという不運にも見舞われる。

「ライカールトが監督をしている限りはプレーしない」と宣言した彼は、結局2004年にデコの取引の一部としてFCポルトへと送られ、そのままスペインを離れることになった。