ミッドウィークに行われたUEFAヨーロッパリーグ、レンジャーズ対スラヴィア・プラハ戦は荒れ模様の展開になった。

スラヴィアGKへの顔面タックルでレンジャーズFWが一発退場になったほか、ピッチ上で乱闘沙汰も勃発。乱闘になったきっかけについては、レンジャーズMFグレン・カマラが相手DFオンジェイ・クデラから人種差別的罵声があったと訴えている。

そうしたなか、スラヴィア・プラハは刑事告訴を行ったと発表。試合後にクデラが暴行を受けたとして、在英チェコ大使館を通じ、スコットランド警察に告訴したとのこと。

カメラを意図的に覆うなど、クデラへの攻撃は準備されたものであり、残酷な攻撃によって、彼は身体的なダメージを受けたとも。また、事件を目撃者した人物のリストには、レンジャーズのスティーヴン・ジェラード監督の名前もあるとしている。

ただ、カマラを100%信じていると述べたジェラード監督は、この件に「怒っている」とも口にしている。

『BBC』によれば、クデラは口を覆いながらカマラを罵倒したことは認めているものの、人種差別については否定しているとのこと。

また、『Bold』によると、スラヴィアDFアレクサンダー・バーが「試合後にカマラがクデラの頭を殴ったのを見た。クデラは愛のある人間なので、嫌疑が事実だとは思えない」と述べたという。

【写真】リヴァプール「2010年代のベストイレブン」

スコットランド警察は現時点では「まだどちらクラブからも犯罪の報告はない」としつつ、両クラブにコンタクトしたうえで告訴があった場合は徹底的な捜査を行うと伝えたという。一方、UEFAはこの件について調査を行うことを決定している。

なお、試合はアウェイのスラヴィアが0-2で勝利。2戦合計スコアでは1-3となり、レンジャーズは敗退が決まっている。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい