現役復帰の「レジェンド」、今季シーズンに賭ける熱い想い

――そういえば、守屋選手といえば14番がトレードマークでしたが、今回41番になりましたね。

今14番をつけている平石直人選手は「ジンくん、代わってもいいですよ」と言ってくれたんですが、『昔に戻った姿』を見せるのも…と思って。

愛着があった14番を反対にしただけなんですけど、「新しい守屋鷹人」を見てほしいんです。

自分から『選手に戻してほしい』と提案したので、それだけチームに貢献しないといけないと思っていますし、その覚悟があります。

「チームが一つになって同じ方向へと歩む」ことを実現するために現役復帰したので、それが目標です。おこしやす京都ACがどれだけ一丸となっているか、そこに注目してほしいです。

――守屋選手にとって昇格とはなんでしょうか?

アミティエSCに入った2010年から「Jリーグ昇格」と言い続けてきましたが、正直に言えば遠すぎて、内心「行けないだろう」とも思っていました。

ただ歳を重ねるに従って、昇格したらどうなるのか、クラブがどうなっていくのかがわかって、現実味が出てきました。応援し続けてくれるサポーターのためにも、絶対に昇格しないといけません。

それは去年スタッフになったからこそ感じたことでもあります。クラブが大きくなるためには、ずっと地域リーグにいることに意味はありません。

この10年で対戦したチームが、今やいくつもJ2やJ3にいます。彼らを見ていると、自分たちにも可能性はあるなという感覚が出てきますね。

――大学時代はJリーグ入りを目指していたと伺っています。当時『なぜ自分はJリーグに行けないんだろう』と悔しく思ったことは?

そこは実力ですね。全然実力が違いました。やっぱりレベルは高かったですね。今は個人での昇格は無理なので、チームとしてJリーグに上がりたいです。

これから最短2年で参入できるのですが、チームが昇格した時、自分もまだ奇跡的に現役で紛れ込んでJリーガーになる…という1%の可能性に賭けています!

今は個人としてではなく、チームが昇格することを目標にしています。なのでおこしやす京都ACとしてJリーグに入れたら一番嬉しいですね。

――ありがとうございました!成功をお祈りしています。

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現在関西サッカーリーグは第2節まで終了しており、おこしやす京都ACはポルベニル飛鳥、アルテリーヴォ和歌山を相手に1勝1分けという成績となっている。Jリーグを目指すクラブがひしめき合う関西から、今季こそJFLへの昇格を成し遂げられるだろうか。

おこしやす京都ACは5月8日に京都FAカップ(京都府の天皇杯予選)決勝でASラランジャ京都と対戦。それから16日に関西サッカーリーグ第3節の関大FC2008戦(会場:太陽が丘陸上競技場)を迎える。お近くの方はぜひ応援へ。

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