今季のイタリア・セリエAを制覇することに成功したインテル。9連覇中だったユヴェントスの牙城を崩したことで歴史的にも大きな意味を持つスクデットであった。

しかし、その指揮官を務めたアントニオ・コンテ監督の去就についてはまだ不透明な状況であるという。

契約は2022年の6月30日まで残っているものの、コンテ監督は来季に向けて中心選手を売却しないよう求めている一方、クラブ側は経営難から経費の削減を推し進めようとしている。

その意志の齟齬が問題となっており、契約を1年残して退任する可能性もあると伝えられている。

『Sky』などは25日にクラブとの会談が行われると伝えていたが、それについては開催されなかったようだ。

そして26日に『Gazzetta dello Sport』が伝えたところによれば、インテルとアントニオ・コンテ監督の間の交渉は「退任はほぼ避けられない」状況になっているそうだ。

インテル側は新型コロナウイルスの影響もあって経営規模を縮小しなければならず、選手やコーチの人件費を15~20%削減する方針を固めた。

その影響により、アントニオ・コンテ監督に対して2年前に約束したプロジェクトの進行を保証することができなくなり、クラブ側は「退任やむなし」の立場となっているという。

なお記事によれば後任の候補はマッシミリアーノ・アッレグリ、マウリツィオ・サッリ、シニシャ・ミハイロヴィッチ、シモーネ・インザーギら4名であるそうだ。

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報道ではすでにコンテ監督の退任は事実上決定しているという見方がされているようだ。ただ、コンテ監督が妥協すれば留任の可能性もあるように思えるが…果たして今後の動きはどうなるか。

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