3位:マルコ・ファン・バステン

フリットが偉大なキャプテンならば、ファン・バステンは偉大なストライカー。怪我でキャリアを終えた選手には常に「あれさえなければ素晴らしかっただろうに」と言葉が出るものだが、彼は怪我があっても世界最高だった。

20代でサッカー選手としての人生を終えながらもセリエA3回、チャンピオンズリーグ2回を優勝し、数多くの記憶に残るゴールを決めた。今なおスラッとしたアクロバティックな点取り屋が現れたら「~のファン・バステン」と呼ばれるのだが、本家に匹敵するどころか、その名前がふさわしいと思える選手すらいない。