EURO2020の試合中に心停止に倒れたデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン。その場で心臓マッサージと除細動器による救命措置を受けた彼は蘇生し、無事退院することができた。
『Sky Sports』によれば、この件を受けたプレミアリーグは2000代以上のAED(自動体外式除細動器)を草の根レベルの下部リーグなどに寄付することを決めたという。
「心停止を起こした人を救命するためのAEDの購入費用を数千のグラスルーツクラブや施設に提供する」としており、現時点で救命装置を持っていない施設に優先的に提供されるとのこと。
最初の1000ユニットは2021-22シーズンが始まる前までに、残り1000ユニットは9月中の提供が予定されている。
英国スポーツ大臣ナイジェル・ハドルストーンは「この装置は空港など公共の場所で利用可能になっており、プレミアリーグが草の根レベルのサッカー選手たちを守れるようにしたことはとても喜ばしい」と述べており、心停止から蘇生した経験を持つファブリス・ムアンバもこの動きを支持しているとのこと。
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また、マンチェスター・シティは独自に東マンチェスターの草の根サッカークラブに26台のAEDを寄付している。