ゴールパフォーマンスは、小さい頃に見た…

――そうした中で、本題となる18節の鹿島アントラーズ戦です。ゴールパフォーマンスの話の前に得点の場面を振り返っていただけますか?アピアタウィア久選手のロングボールからでした。

最初オフサイドかと思ってプレーするのをやめたのですが、ベンチから「(オフサイド)ないぞ!」という声が聴こえました。そこから再びダッシュで行ったら、いい感じにボールがこぼれてきて。

GKが出てきたので何とか先にボールに触りたいと足を伸ばしたところ、うまく抜けられてゴールを決めることができました。

――そして、ゴールパフォーマンスです。以前からやっているポーズですが、あれはいったい何が由来ですか?

小さい頃に見た、フェルナンド・トーレスのワールドカップでのゴールパフォーマンスです(※2006年ワールドカップのチュニジア戦)。あのかっこよさが忘れられず、2018シーズンのV・ファーレン長崎戦からやっています。

※こちらがその2018年3月の長崎戦。記念すべき初ゴールパフォーマンスは0:16付近。

――トーレスだったんですね!西村選手はFWですし、それ以前もゴールパフォーマンスについて考えた瞬間はあったのでは?

まったくなかったのですが、一度、当時の渡邉晋監督に「得点した時のパフォーマンスを考えておけ」と言われた記憶はすごくあります。

――(笑)。それは何かきっかけがあって言われたのですか?

分からないですね。ダサかったのかな(笑)。言われたのはすごく覚えています。

それで出てきたのが、昔からかっこいいと思っていたトーレスのパフォーマンスでした。なかなかトーレスのようにかっこよくはできないですけど(笑)。

――いやいや、西村選手のもかっこいいです!今年のEUROでスペイン代表のアルバロ・モラタも同じようなパフォーマンスをやっていますね。それは知っていました?

知っています。ただちょっと違う感じがありますね。