もう1つは、地域活性化というのは、イコール経済が回っているということだと思っています。それを見るためにはどうしたらいいのか。チームが地域通貨を発行して決済機能まで備え付けられれば、経済圏として最低限可視化できるのではないかと考えました。

これを基にして、SNSやECサイト、あとは公共料金で使用できるとか、金融機関と連携するとかそういったことをやっていくと、経済としての循環というのが見えるようになります。まずはそれをデータ化した上で、この地域ではこういうものが足りなそうだというものを自治体やいろいろな方々と数値ベースで協議すると、それがDXにもつながると思っています。また、自治体にも根拠ベースでいろいろと話ができると話が早いのではないかというふうに思っています。

実際に、官公庁ですとか鉄道会社さんですとか、航空会社さんなど、いろいろなところからお話をいただいています。そちらも別途協議をしておりまして、本当に地域経済の循環を見える化して、その上で今後Go To EatやGo To トラベルが起こったときに、このデータベースを基にしてこういう施策をやりましょう、ということをサッカーチームと連動してできると思います。

やはり私もサッカーが大好きなので、サッカー自体が地域の活性化の旗振り役になれると思っています。そういったことがデータベース起点でできると非常に良さそうだなと。それが地域活性化につながると、なおいいなと思っています。

―先ほども少しお話しがありましたが、交通機関でもギラコインが使えるようになる可能性があるということでしょうか。

地域のバス会社さんとかであれば、可能性は結構ありますね。

―地方活性化と考えると、全国チェーンの店舗などとの連携が重要になると思います。そのあたりはどのようになっているのでしょうか。

今某大手リテールチェーンとお話しをさせていただいております。販促キャンペーンなども含めてデータを見えるようにしたほうが、よりスムーズに進むだろうと思っています。

そもそも他社さんの決済プラットフォームを使っているので、リテールチェーン店さんから発信することができない。やはり詳細なデータが集まったほうが有効そうだ、そういった文脈で協議はしています。