2021シーズンJ2で戦っているギラヴァンツ北九州がギラコインという地域通貨を発行した。

今回はギラコインの開発・提供を行う canow株式会社の大坂亮平COOに話を伺った。

canow株式会社 大坂亮平COO

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後編である今回は、ギラコインによる地域活性化・地方創生、およびギラコインの今後の展開などについて尋ねている。なお掲載している情報は、取材日時である9月3日時点のものだ。

―ギラコインの目的の1つに地域活性化・地方創生があります。ですが、ほかにも同じような取り組みを行っているところもあります。ギラコインの考える地域活性化・地方創生は、ほかの取り組みとはどのように違うのでしょうか。

ファントークンの話から少し外れてしまうかもしれないですが、今は地域DX(デジタルトランスメーション)などの話は数多くあります。

YELLtum(エールタム、ギラコインを発行しているプラットフォーム)を使ってそういうことができないかというのを思ったのです。そのときに、何があったらできるのかなと思っていました。

まず、1つ目が、クラブチームや野球チームなどの地域で目立っている人たちや団体と一緒にやるというのが早いと思いました。というのも、ファンの方々がいらっしゃいますし、ファンの方々を経由して地域活性化を行う。そうすれば、何かしらの波及というのが行われるだろうと思いました。