サウジアラビア公共投資基金(PIF)が支援を行っているコンソーシアム(共同事業体)が、ニューカッスル・ユナイテッドの買収を完了させた。

実業家アマンダ・ステイヴリーが中心となって形成されているコンソーシアムは、サウジアラビアの支援の下、18ヶ月前からニューカッスル・ユナイテッドの買収に動いていた。

サウジアラビアの人権問題、まだ放送を盗用してプレミアリーグなどの放送を行っている衛星放送「BeoutQ」の問題などもあり、その交渉は難航していた。

しかし今回、サウジアラビアの国家がこのコンソーシアムを管理することはないと証明されたため、プレミアリーグが買収を許可したという。買収にかかった費用はおよそ3億ポンド(450億円)ほどになったようだ。

世界でも最も影響力がある投資グループの一つであるPIFは、様々なスポーツやエンターテインメントに資金を注入している。

会長を務めているのはサウジアラビアの皇太子であるムハンマド・ビン・サルマンで、運用資産残高は5000億ドル(およそ55兆円)に達しているという。

また、サウジアラビアの評判を高めるための事業も積極的に行っており、ジャーナリストのジャマル・カショギ氏が暗殺されたあとはニューヨークの通信社に月12万ドル(およそ1300万円)の支援を行ったことが明らかになっている。

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