ゴールラインテクノロジーやVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)など新しいシステムの導入が進んでいるサッカー界。
そして『Times』によれば、2022年のワールドカップに向けて「オフサイド判定の自動化を実現させる」プロジェクトが進んでいるという。
このベースとなっているのが、かつてゴールラインテクノロジーで話題となった「ホークアイ・システム」。2011年にソニーが買収した会社「ホークアイ・イノベーションズ」が開発している。
【動画】テニスのチャレンジシステムでも使用されている「ホークアイ」
多くのカメラを使用してボールと選手の動きを追尾するもので、技術の開発によってオフサイド判定を自動化させられるシステムが可能になったようだ。
ピッチの周りに12台のカメラを設置し、さらに選手の体の29ポイントを追尾できる「選手骨格追跡システム」によってオフサイドかオンサイドかを0.5秒以内に判定し、VAR担当審判にその判定結果を送信するという。
これはすでに今季リヴァプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティのスタジアムでクローズドテストされている。
記事によれば、ホークアイ社は「2022年のワールドカップで使用できる準備が整っている」と話しているとのことで、来年1月のクラブワールドカップでもテストされる可能性があるそうだ。