アメリカのサッカーは「新しい選択肢」になる
――今、日本でどのように生活をされてるんですか?
朝は大阪でパーソナルトレーニングを受けています。もちろんボールも蹴らないといけないので、知り合いの先輩のチームに呼んでもらったりして、体を動かしていますね。リーグが止まっていた時期はモチベーションも保つのが難しい時もありましたが、今はサッカーをやりたい気持ちが強いです。
――アメリカに行ってプレーすることで学んだものはなんですか?
僕のいるチームは、南米などいろいろな国から来ている選手が多いんです。そのサッカーに対する考え方や意識の高さを学びましたね。気持ちの部分が結構大きいかなというふうに思います。ハングリー精神と言うんでしょうか。
――アメリカでのプレーでの成績、そして自分の受け入れられ方については?
2018年のカップ戦で優勝できたのが印象的でした。自分の特徴を出せた大会だったなと思っています。ネバダ州の中で行われたカップ戦でしたね。
――最初アメリカで馴染むためにどういうことをしましたか?
やはり、自分から喋りに行ったり、コミュニケーションを取ったりしましたね。ピッチ内とピッチ外、その両方が大事だと思います。
――アメリカですと、どういうプレーが「認められる要素」になりますか?
監督によって違うと思いますね。僕の場合はブラジル人の監督だったので、ドリブルや細かいテクニック、ゴールの感覚などを評価してもらえたと思います。
フィジカルを全面に出したサッカーだけではなく、様々な特徴を持った人がいるのもアメリカの特徴だと思います。
――新興国だからこそ、いろんなものを取り入れているんですね。日本ですこし行き詰まりを感じている選手は、もしかしたらアメリカに行った方が受け入れられる場所を見つけやすいかもしれないですね。
はい、その可能性はあると思います。
――女子選手も受け入れられる場所ありますよね。アメリカにおける女子のサッカーはどのような状況ですか?
やはり、アメリカでは男子より女子の方が人気があります。正直そう感じました。それは世界で強いからというのもありますね。選手もメディアにたくさん出ていますし、あれこそまさにアメリカンドリームですね。
――サッカーもこれからアメリカンドリームを掴めるような状況になるかもしれないですね。アメリカで今後プレーしてみようかなと思っているような選手に対してメッセージやアドバイスをするとすれば?
チャレンジすること、行動することが大事だと思います。少しでもやってみたいなと思ったら、すぐ行動して、チャレンジする。僕はそれがいいと思いますね。
――人との違いを作ることは、サッカーでも重要ですよね。最後に応援してくださっている方々にメッセージをいただいてもいいですか?
いつも応援ありがとうございます!僕はフォワードなので、しっかり得点を取って、チームに貢献できるように、また1つ2つとレベルアップできるように頑張ります。引き続き応援よろしくお願いします。
――ありがとうございました、今年も頑張ってください!
急発展を遂げるアメリカのサッカー文化を目撃してきた堀田一海選手。アメリカンフットボールやバスケットボール、ベースボールなどが盛んなことで知られる国であるが、その地には着実に「サッカー」が根付いているようだ。
2026年にはアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共催でワールドカップが開催される。世界での存在感を高める「アメリカのサッカー文化」。今後も目を離すことはできないはずだ。
なお、堀田一海選手が出演したFMおとくに「フットボールラウンジ」は本日1月5日の20:30~20:58に放送。京都府の乙訓地域で聴くことができるほか、「ListenRadio」というスマートフォンアプリで無料聴取が可能だ。
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— ListenRadio(リスラジ) (@listen_radio_ch) February 28, 2020
堀田一海選手の肉声や記事に載らなかったお話などはぜひラジオで。