――では、今シーズンに向けての話へ。練習がコロナで中断することはありませんでしたか?

はい、ありませんでした。

――それは幸運ですね、本当に。

そうですね。ありがたいことです。

――プレシーズンの準備で重点的に取り組んだことは?

どう点を取るか、どうそこまで運ぶか…というところですね。

――開幕戦の相手は、JFLに昇格したばかりのクリアソン新宿です。印象は?

Jリーグからやってきた選手が何人かいますし、監督は成山一郎さん。関西学院大学をずっと指揮されていた方ですので、とても組織的にもしっかりしているのではないかなと思います。

クオリティが高い選手がいるので、僕はすごく不気味な…嫌な存在かなと感じています。JFLはそこまで力が落ちるチームがないと思うので、1戦1戦がとても大事になるのではないかなと思います。

――昨年見ましたが、クリアソン新宿はとても雰囲気が良いチーム。警戒すべきポイントは?

全体的に組織がしっかりしているイメージです。去年は関東リーグで11連勝をして地域サッカーチャンピオンズリーグに行きましたし、声をよく出す(※筆者の印象としてお伝えしました)というのは、おそらく意識的にトレーニングでやっているでしょうね。そういう考えで見ると、とてもまとまりのあるチームだなと思います。

――今季FC大阪のキーポイントは?

「どれだけ得点が取れるか」だと思います。それを目指しての練習をしているので、実際にシーズンが開幕した時にどこまでそれが通用するのか、という点を見極めたいです。

相手の陣地でどれだけボールを握って、それをどれだけペナルティエリアの中に運ぶことができるか。そして、ペナルティエリアの中でのクオリティでどれだけ点が取れるか。

過去2年間は「守備の組織を作る」ということをやっていましたが、それにプラスして「アタッキングサードでどれだけ点が取れるか」というところを、さらにアグレッシブにしていきたいです。

――最後に、ファンにメッセージをお願いできますか。

このコロナ禍で大変な状況だと思うのですが、無事JFLも開幕できそうなので、僕たちがグラウンドで走り回っている姿をぜひ見に来てほしいと思っています。

さきほど話した通り、今年は得点がどれだけ取れるかというところを僕自身も楽しみにしています。試合に来てくださる方も、そういう点を一つの楽しみと思って見ていただけたらと思います。

選手が半分入れ替わっているので、名前やプレースタイルを覚えるのが大変になるかもしれないですが、また試合を見てください。よろしくお願いします。

――ありがとうございました。塚原監督にお越しいただきました!

今年こそJリーグへの昇格を狙うFC大阪。そのスタートとなる開幕戦は、3月13日の14時からキックオフとなる。

会場はホームスタジアムの一つである服部緑地陸上競技場。相手は前述の通り、地域リーグから昇格したばかりのクリアソン新宿だ。チケットの購入方法については、FC大阪の公式ホームページからチェックだ!

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