ドルトムントからの移籍が噂されているノルウェー代表FWアーリン・ホーラン。英国ではマンチェスター・シティ入りが濃厚と伝えられている。

そうしたなか、『Guardian』は、「グアルディオラ監督はホーランで真の9番探しを終わらせようとしている」という記事を報じた。ペップがホーランを熱望する理由についてはこう記されている。

Guardian

「(ホーランの圧倒的な得点)記録がグアルディオラがこの21歳の獲得を熱望する理由のひとつだ。

ホーランのいるシティがどれほど多くのゴールを奪うのか、想像してみて欲しい。

ただ、もうひとつは、シティの守備とそれを打開しようとする相手のやり方に関係する。

ホームで敗れたクリスタル・パレス戦とトッテナム戦、そして、ペップのハイラインDFがサイドなどからの急襲に脆弱さを露呈した無数の試合。

相手はシティが打開するのが難しい低いブロックを敷いてくる。

これをシティはウィングへのパスやペナルティエリナ内への侵入などスピーディな5人のコンビプレーで対処してきた。

だが、それがうまくいかない場合、グアルディオラはバリエーションを与えてくれるターゲットマンを必要とする。

『もし、ストライカーがいれば、違うプレーができる。だが、いないなら、今のクオリティで適応しなければいけない』と彼は語っている。

(シティでプレーするなら)ホーランに限らず、どんな9番も流動的にプレーする能力を持っていなければいけない。また、シティの絶え間ない前線から流れるパターンを理解し、実行しなけれなならない。

このノルウェー人にはそれがある。昨季のCLシティ戦でマルコ・ロイスのゴールをお膳立てしたプレーがそれを物語っている。ポケットに降りてきたホーランは“10番”になり、チャンスを生み出した。

グアルディオラはホーランの獲得で、頭の切れるパスアンドムーブな選手を手に入れたいのだ。

さらに、彼ならすでにタレントがひしめくチームにアグエロのようなゴール嗅覚ももたらすことになる。

これは、シティの対戦相手にとって恐ろしいことだ」

ドルトムントでは81試合で80ゴールというすさまじい得点力を見せつけているホーラン。

【動画】瞬間的に10番に変身!ホーラン、シティを壊した電撃アシスト

CFを置かない前線のコンビプレーが封じられた際の打開策として、うってつけの存在だと見られているようだ。流動的なポジションチェンジにも対応できる彼はペップにとって願ってもない存在のようだが…。

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