ドバイカップの決勝戦、U-21日本代表対U-23サウジアラビア代表の試合が29日に行われた。
クラブ事情によってチームから離れた選手が多い中、18名のメンバーで試合に臨んだ日本。試合開始から20分、コーナーキックから細谷真大(柏レイソル)がヘディングを叩き込んで先制ゴールを奪取する。
【動画】サウジアラビアとの決勝戦、細谷のゴールで先制した日本が優勝を果たす
その後、年齢層が一つ上のサウジアラビアに攻め込まれる場面も目立ったものの、体を張ったディフェンスでそれを阻止。最終的に1-0で勝ち切ることに成功している。
試合後、チームを率いている大岩剛監督は以下のように話していた。
大岩剛
「最後をしっかりと勝ち切るというところにフォーカスして入りました。戦術的にも、メンタル的にも、フィジカル的な部分もいろいろなことを感じながらプレーしてくれたと思います。
この遠征に来られたことにも感謝の気持ちでいっぱいです。これから日本に戻りますが、最後の最後までいい遠征だったと言えるような気持ちでいます。
(このチームの監督になって初タイトルですね)立ち上げから日が浅いですが、このような遠征や、全員が揃って日常をともにするということの重要さ、そしてチームが少しずつ前に進んでいくことを実感できました。
非常にいい時間でした。優勝できたということもそうですが、アジアのレベルや対戦相手の質を体感できた。非常に有意義な大会だと感じています。
3試合を無失点で終えたことは評価していいと思います。ただこれはディフェンス陣だけではなく、コンセプトに掲げている前線からの連動した守備でのもの。
今日は攻められる時間帯が長かったですが、選手を変えながらも勇気あるラインの設定をして、ゴールキーパーとの連携も非常に良かった。
これから6月や9月、年末にかけていろいろな大会に出ます。今日はサウジアラビアのU-23と対戦しましたが、レベルの高い相手を体感できた。
今後どう成長していくかというものを見られたと思いますし、今後に向けた可能性しかない。我々の基準は『A代表に入ることなんだ』というのは選手たちに求めていきたいですね」