19日に行われたイングランド・プレミアリーグのエヴァートン対クリスタル・パレスの試合は、3-2という結果で終了した。
敵地に乗り込んだクリスタル・パレスが21分、36分にゴールを決めて0-2というスコアになったが、後半になってエヴァートンが反撃。
54分にマイケル・キーン、75分にリシャルリソン、85分にドミニク・カルヴァート=ルウィンがネットを揺らし、終わってみれば3-2と大逆転していた。
しかもエヴァートンはこの結果によってイングランド・プレミアリーグの残留が決定し、グディソン・パークに集まったサポーターが盛り上がりのあまりピッチになだれ込む事態になった。
その中で問題となっているのが、クリスタル・パレスの監督を務めているパトリック・ヴィエラ氏の行動。
あるエヴァートンのサポーターが、ヴィエラ監督をスマートフォンのカメラで撮影しながら中指を立てて挑発を行っていたところ…。
Patrick Vieira has been filmed in an altercation with an Everton fan on the pitch at Goodison Park during tonight’s pitch invasion. pic.twitter.com/MOliWvsSHJ
— Sky Sports News (@SkySportsNews) May 19, 2022
ヴィエラ監督はそれを捕まえてキック一発!一触即発の状況となった。
先日行われた2部のプレーオフでは、ノッティンガム・フォレストのサポーターが試合後にピッチになだれ込み、シェフィールド・ユナイテッドの主将ビリー・シャープを襲撃。それによって当該のファンには2ヶ月間の懲役刑が言い渡されている。
ヴィエラ監督の行動に関しては今後サッカー協会による調査が行われるとされているが、各所から同情的なコメントも寄せられている。
エヴァートンのフランク・ランパード監督からも「彼を一人にしたらあの状況になることは予想できた。私が一緒にいて守ってやればよかった。彼はそれを望んでいなかったかもしれないが」とコメントがあったという。