日本代表のFW上田綺世(鹿島アントラーズ所属)が6月1日、オンラインでの囲み取材に応じた。
今季のJ1リーグで得点ランク首位の10ゴールを記録している上田。大迫勇也(ヴィッセル神戸)が招集外の今回、新エースとしての活躍に期待がかかる。
ただ上田自身は「日本代表は1トップ、鹿島は2トップ」と違いを強調。そのうえでこのように話した。
上田綺世(日本代表FW)
「1トップは僕の中では『器用さが求められる』と思っています。
2トップだと(役割を)うまく分担したり、もう一人の選手の能力に若干依存する部分もあります。
(鹿島では)今だったら鈴木優磨君がどちらかというと器用な立ち回りをしてくれてるので、僕は結構“雑”にゴールを狙いにいけるというか専念できてるような部分もある。
(日本代表の)1トップだとそれを両立させながら、スペースや味方のポジショニングのバランスも見てプレーしなければいけない。
ゴールに直結したプレーを狙っていくにはタイミングもある。器用にどちらも両立する上では(1トップは)意外としづらくなる場合もあります。
(なので今回)ポストプレーもしながら、それを逆に自分で“布石”にして、スペースを作って背後に出ていくっていう2面性を生かせたらいいのかなと思います」
鹿島の2トップは、今冬に日本に復帰した鈴木優磨がゲームを作り、上田綺世がゴールを奪うという形が定着している。
上田はそれが自身が結果を残せている理由の一つだと説明しつつ、代表での違う役割をしっかりこなしていきたいと話していた。
【関連記事】日本代表、森保監督がやっぱり試しておくべきだった6人の実力者
なお、今回の日本代表に鈴木優磨は招集されていない。