チュニジア戦を翌日に控えた6月13日、日本代表のFW南野拓実(リヴァプール所属)がオンラインでの囲み取材に応じた。
昨夏復帰したリヴァプールで南野はなかなか出場機会を与えられなかったが、国内外のカップ戦では高い得点率も記録している。
そんな紆余曲折あった2021-22シーズンを南野は以下のように総括した。
南野拓実(日本代表FW)
「選手としてここまで試合に出られない、難しい期間が続いたことはなかったです。
その中でコンディションを維持したり、悔しい気持ちをどう次に繋げるのかは難しくもありました。ただ選手として成長したなと個人的には思えるシーズンでした。
サッカー選手としてはすごく悔しかったですが、全てのタイトルの可能性を残して最後までシーズンを戦えたという意味では充実したシーズンだったと思います。
同時に“どうでもいい試合”とは思わないですけど…。
重要な試合に出て結果を残すことに意味があります。(出場したカップ戦などで)『結果を残した』とは言われますが、全然大したことをしているとは思っていません。
当たり前のことをやっていただけだし、自分としては手応えよりも悔しさしかなくて。(これからは)もっと重要な試合に出て結果を残せる選手になれるように頑張りたいなと思っています」
出場機会には恵まれなかったが、あらゆるコンペティションで優勝の可能性を残したチームにおいてその緊張感を味わえたことは良い経験になったようだ。
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それでも試合に出られなかったことは悔しさしかないようで「重要な試合に出て結果を残せる選手になれるように」と誓っていた。