先日トーマス・トゥヘル前監督を解任し、ブライトンからグレアム・ポッター監督を引き抜いてきたチェルシー。開幕直後の電撃的な指揮官交代だった。

今夏チェルシーの新しいオーナーとなったトッド・ボーリー氏は、ニューヨークで開催された『SALT Conference』に出席。

『Metro』によれば、彼はそこでトーマス・トゥヘル監督の解任について以下のように説明したとのことだ。

トッド・ボーリー

「ビジネスを引き継ぐときには、運営を行っている人々と足並みを揃える必要があるものなのだ。

トーマス・トゥヘル監督は明らかにとても才能がある人物であり、チェルシーで大きな成功を収めた存在であると思う。

クラブに対する我々のビジョンは、こちらと本当に協力したいと思っている監督やコーチを見つけることだった。

チェルシーには、壊さなければならない壁がたくさんあるのだ。たとえば、以前はトップチームとアカデミーがデータを共有していなかった。トップの選手がどこから来たのかという情報もなかった。

したがって、我々の目標は、アカデミー、トップチーム、そして我々が開発したい提携クラブなど、全てに十分に油が差されたマシーンのようにすることであり、そのようにチームをまとめることだ。

我々が決断したことの現実は、『トーマス・トゥヘルが我々と同じような目を持っているかどうか、確信が持てなかった』ということだ。

誰が正しいか、誰が間違っているか、そういうことではない。未来のビジョンを共有していなかったということだ。

それはサッカーのことではない。チェルシーというサッカークラブをどのようにしたいかという共通のビジョンのことだ。

1勝1敗で決めたわけではない。クラブにとって正しいビジョンであると我々が考えたものによってくだされた決定だった」

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トゥヘル監督が解任された理由は序盤の成績ではなく、クラブのこれからの運営についてのビジョンが違ったから…であるそうだ。

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