昨季、アジア人として初めてプレミアリーグ得点王になったトッテナムの韓国代表FWソン・フンミン。
今季は開幕8試合で0ゴールと不調だったため、プレミア第8節レスター戦ではついにベンチスタートになった。
だが、後半14分に投入されると、28分、39分、41分にゴールを奪取。プレミアリーグで途中出場からハットトリックを達成した初のトッテナム選手になった。
6-2で大勝した試合後、アントニオ・コンテ監督はジョークを交えてこう話していた。
「我々は3日ごとに多くの試合を戦ってきた。で、今日はソンがベンチになった。
私も選手だったし、どんな選手も全ての試合でプレーしたいものだ。だが、フィジカルやメンタルのエネルギーは失われる。
それを理解せずにプレーできると思うことがあるが、パフォーマンスは落ちる。
私も選手だったので、ビッグゲームでプレーしたいのは分かるが、選手たちはローテーションを理解し始めているよ。
ソンのようなレベルの選手がベンチにいれば、一瞬で試合を変えられる。
今日はSonnyのことが本当に嬉しい。 今季はゴールが全くなかったが、今日は30分で3ゴールを決めた。
だから、彼に言ったんだよ。毎回30分で3ゴールを決めるなら、この実験を繰り返すかもしれないよってね(笑)。いや、ジョークだよ(笑)。
私は幸運に恵まれている。本当にいい選手たち、本当にいい人達ばかりだからね」
先発ではダメだったが、途中出場でこれだけ活躍するなら、今後もベンチにするかもと冗談を飛ばしていたのだ。
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一方、ソンはようやくノーゴール期間が終わったことに安堵したようで、1点目の得点は祝う余裕がなかったそう。「信じられなかった。全てのフラストレーション、失望、ネガティブな気持ちが消え去った。動くことができなかったので、立ち尽くしていたんだ。本当に嬉しかった。サッカーはクレイジーだ。ボールがゴールに入りたがらないこともあれば、3回入ることもある。全てが変わる。この厳しい時期に多くを学んだよ」と話していた。