アステカユニは白のアウェイもありましたが、真っ先に浮かぶのはやはりホームキット。この緑色に顔デザインは少々不気味で強烈の一言です。

アステカと名が付くだけにメキシコの歴史に深く関係するデザインですが、これはアステカ文明時代の遺物「太陽の石」をモチーフにしたもの。中央に描かれている“舌を出す顔”は「太陽の石」の中心にある大地の神トラルテクトリなのだそうです。

これが「太陽の石」。メキシコ国立人類学博物館に収蔵されている本物です。中央にユニと同じ顔がありますね。

しかし、よくこの遺物をユニフォームのデザインに選んだなと。結果としてサッカーユニフォームの歴史に残るデザインとなったわけですが、「太陽の石」をモチーフに選んだ理由を当時の担当者に尋ねてみたいものです。

超個性派GKカンポス、カニばさみのブランコ、ブロンドの長髪が印象的だったエルナンデス。アステカユニを眺めていると、当時の代表選手の顔が次から次に浮かんできます。

近年では強烈なグラフィックのユニフォームはそれほど珍しい存在ではなくなりましたが、このアステカユニはそんなユニフォームの先駆者とも言えるでしょう。

人によって評価が完全に割れるデザインで、最高”にも“最悪”にも選ばれるという何とも稀有な存在。

そんなメキシコ代表アステカユニフォーム。「Qoly × LFB Vintage」で新品が入手可能です。

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