この大会でスイスが作った珍しい記録。それは「全試合無失点での敗退」。文字だけ見ると一瞬頭が混乱する試合記録によるものでした。

大会4試合の結果をざっと振り返るとこんな内容です。

グループG組:フランス 0-0 スイス、トーゴ 0-2 スイス、スイス 2-0 韓国(順位は1位通過でした)。

決勝トーナメント1回戦:スイス 0-0(PK0-3)ウクライナ。

つまりスイスは全試合で1度も相手に得点を許さずに大会敗退となりました。理論上は起こり得る展開とはいえ、実際に起こるのは珍しいような気がします。選手(とくに守備陣)は負けた気がしない敗北だったに違いありません。

スイスの当時のエンブレムは丸囲みスタイルの旧デザイン。丸囲みはこの2006モデルが最後の使用となりました。デザインは上部に文字“ASF”を配し、真ん中に十字、そして下部に今度は“SFV”を配します。

スイスは4つの公用語(ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語)を使う国。スイス語という言語は存在しません。

エンブレムはロマンシュ語を除く3つの公用語でスイスサッカー協会の略称を刻んだもの。“ASF”はフランス語とイタリア語(言語は違っても略称は同じ)、“SFV”はドイツ語です。公用語が多いといろいろ大変そうですね。

無失点敗退は悲運としか言いようがありませんが、あのフランスを抑えてG組を首位で突破した事実は大きいですね。派手さには欠けるものの良いメンバーが揃い、そして良い戦いを見せてくれたチームでした。

そんなスイスの2006W杯モデル。「Qoly × LFB Vintage」で新品が入手可能です。

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