ラ・リーガ第11節、バルセロナはアスレティック・ビルバオ戦に4-0で勝利した。

敵将エルネスト・バルベルデのカンプ・ノウ凱旋ともなった一戦では、ウスマヌ・デンベレが全得点に絡む大活躍を見せている。

この日のバルサは変則的な左右非対称システムを採用しており、バルベルデ監督もこう驚いていた。

エルネスト・バルベルデ(ビルバオ監督)

「相手のラインアップを見た時、バルデとデンベレをサイドに開かせ、中盤に強力な4人を揃えてくるのかどうか分からなかった。

ピッチを広げてくるとは思っていたが、ペドリが左サイドでプレーしたことに少し混乱した」

この日のバルサのスタメンはこのような面子だった。

DFラインは右からセルジ・ロベルト、クンデ、エリック・ガルシア、バルデ、MFはブスケツ、フレンキー・デヨング、ガビ、そして、前線に右からデンベレ、レヴァンドフスキ、ペドリを置くような布陣。

デンベレは右に張っていたが、ペドリはウィングではなく左寄りという位置。レヴァンドフスキの右下にガビ、左下にペドリという感じでもあり、表記が難しいシステムだった。

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バルベルデ監督はそれにペースを乱されたと話していたが、一方のチャビ監督はこう説明している。

「とてもよかったね。インテンシティとスピードのある試合になると思っていた。

相手がハイプレスにくることも理解していた。こちらは中盤の人数を増やし、中に入って攻撃した。

中盤の数を増やしたかった。中央で(数的)優位に立ち、インテンシティにマッチさせたことが鍵になった。

ペドリはライン間でとてもいいプレーをした。デンベレも際立っていた。

今日はウィングでプレスをしたし、ほぼダブルボランチ(デヨングとブスケツ)でプレーした。

連帯を見せたし、完成された試合ができたね。

満足しているが、改善の余地もある。数的優位は理解すべきだ」

相手のプレスを予測して、中盤を厚くする戦術を採用していたようだ。

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