ラ・リーガ第11節、バルセロナはアスレティック・ビルバオ戦に4-0で勝利した。
敵将エルネスト・バルベルデのカンプ・ノウ凱旋ともなった一戦では、ウスマヌ・デンベレが全得点に絡む大活躍を見せている。
この日のバルサは変則的な左右非対称システムを採用しており、バルベルデ監督もこう驚いていた。
エルネスト・バルベルデ(ビルバオ監督)
「相手のラインアップを見た時、バルデとデンベレをサイドに開かせ、中盤に強力な4人を揃えてくるのかどうか分からなかった。
ピッチを広げてくるとは思っていたが、ペドリが左サイドでプレーしたことに少し混乱した」
この日のバルサのスタメンはこのような面子だった。
Barça XI
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— FC Barcelona (@FCBarcelona) October 23, 2022
DFラインは右からセルジ・ロベルト、クンデ、エリック・ガルシア、バルデ、MFはブスケツ、フレンキー・デヨング、ガビ、そして、前線に右からデンベレ、レヴァンドフスキ、ペドリを置くような布陣。
デンベレは右に張っていたが、ペドリはウィングではなく左寄りという位置。レヴァンドフスキの右下にガビ、左下にペドリという感じでもあり、表記が難しいシステムだった。
バルベルデ監督はそれにペースを乱されたと話していたが、一方のチャビ監督はこう説明している。
「とてもよかったね。インテンシティとスピードのある試合になると思っていた。
相手がハイプレスにくることも理解していた。こちらは中盤の人数を増やし、中に入って攻撃した。
中盤の数を増やしたかった。中央で(数的)優位に立ち、インテンシティにマッチさせたことが鍵になった。
ペドリはライン間でとてもいいプレーをした。デンベレも際立っていた。
今日はウィングでプレスをしたし、ほぼダブルボランチ(デヨングとブスケツ)でプレーした。
連帯を見せたし、完成された試合ができたね。
満足しているが、改善の余地もある。数的優位は理解すべきだ」
相手のプレスを予測して、中盤を厚くする戦術を採用していたようだ。