かつてパリ・サンジェルマンで長くエースとして活躍したズラタン・イブラヒモヴィッチ。
現在ACミランでプレーしている彼が『Canal+』のインタビューに答え、古巣パリ・サンジェルマンと契約更新したキリアン・エムバペについて語ったようだ。
エムバペはレアル・マドリーへの移籍が噂されていたものの今夏パリ・サンジェルマンとの契約を延長することを決断。その代わりに圧倒的な額の報酬を約束されたとされている。
イブラヒモヴィッチはそれについて話し、これはエムバペ自身のためにはならないものだったと指摘したという。
ズラタン・イブラヒモヴィッチ
「エムバペは選手として素晴らしい。しかし規律を失ってしまえば、アイデンティティも失うことになる。
ジネディーヌ・ジダンがジネディーヌ・ジダンであるにはワケがある。エムバペは彼の真似をしたいのか?満足をせず、進歩し続けたいと思うべきだ。
(エムバペはパリ・サンジェルマンに残るという正しい決断をした?)
彼にとってという点なら、答えはノーだね。パリ・サンジェルマンにとって…ならイエスだ。
エムバペはクラブよりも自分が重要な存在だという状況を作った。そして、クラブはその権利を彼に渡した。
しかしながら、選手はクラブよりも大きな存在になることはできない。
この時代、彼の両親ですらも自分たちがスターになったと思っている。新聞でそのような態度で話している。しかし、君たちは何者なんだ?規律を保つべきだよ」
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駆け引きの末に好条件を引き出してパリ・サンジェルマンに残ることになったエムバペ。イブラヒモヴィッチはクラブよりも上の立場を確保しようとした行為が気に入らないようだ。