近年、再び強豪の座に返り咲いたリヴァプール。
2010年に3億ポンド(現レートで500億円)でクラブを買収し、オーナーになったのが、アメリカのフェンウェイ・スポーツ・グループ(以下FSG)だ。
『The Athletic』によれば、FSGは米大手銀ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーにクラブの買い手を見つけるための支援を依頼したという。
FSGはMLBボストン・レッドソックス、NHLピッツバーグ・ペンギンズなども保有しており、純資産額は100億ポンド(1.6兆円)にもなる。
そのFSGがリヴァプールの売却に動いている可能性があるというが、『Liverpool Echo』によれば、FSG側はこう説明したとのこと。
「最近、オーナー交代が相次ぎ、EPLクラブのオーナー交代の噂もあることから、FSGのリヴァプール保有についても定期的に質問される。
FSGはリヴァプールの株主になることを希望する第3者からの関心を頻繁に受けている。
FSGは以前からクラブとしてのリヴァプールに最善の利益となるなら、適切な条件のもとで新たな株主について検討するとしてきた。
FSGはピッチ内外において、リヴァプールの成功に全力を賭すことを続ける」
新たな株主を検討する可能性はあるとしつつ、リヴァプールへのコミットは維持すると明言。現時点ではクラブごと売却する意思はないようだが…。
【関連】南野拓実、リヴァプールでのゴール数で上回った有名FW11人
なお、この夏にチェルシーが売却された際の金額は25億ポンド(4222億円)だった。もし、リヴァプールが売却された場合には、その額は43.6億ポンド(7363億円)を超えると算定されているとか。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ