となると、何が勝利とそれ以外の結果を分けたのか。各試合の得点者を見てみよう。

2002ベルギー戦(△2-2)
得点者:鈴木隆行、稲本潤一

2002ロシア戦(○1-0)
得点者:稲本潤一

2006ブラジル戦(●1-4)
得点者:玉田圭司

2010デンマーク戦(○3-1)
得点者:遠藤保仁、本田圭佑、岡崎慎司

2014コートジボワール戦(●1-2)
得点者:本田圭佑

2014ギリシャ戦(△0-0)
得点者:なし

2018セネガル戦(△2-2)
得点者:乾貴士、本田圭佑

2018ベルギー戦(●2-3)
得点者:原口元気、乾貴士

これを見て気づくこと。それは、勝った試合はいずれも稲本や遠藤といった「ボランチの選手」が得点しているのだ。

稲本のゴールで引き分けた2002ベルギー戦を含め、勝率は66.6%。勝点獲得率に至っては100%となっている。ボランチがゴールを決めたナイトゲームで日本は一度も負けていない。

ここから読み取れることは、アタッカーに依存せず、セットプレーを含め様々な選手が得点できるチームこそが結果を残すということだろうか。

幸いにして、今の日本代表も遠藤航、守田英正、田中碧、柴崎岳とボランチには優秀な選手たちが揃っている。彼らがスペインを相手にゴールを決めれば自ずとチームも勝利に近づくことは間違いないだろう。

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明日2日の早朝4時から行われる、運命のスペイン戦。森保一体制の総決算となる可能性もある試合では、ぜひボランチの選手たちに注目してほしい。

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