28日、今年度の高校サッカー選手権大会が開幕の日を迎えた。

初日唯一の試合として聖地新国立競技場で行われたのは、成立学園高等学校(東京B)対津工業高校(三重)の一戦。

全国からの注目を集める開幕戦、先手を取ったのは成立学園高。35分に陣田成琉が先制点を決めると、さらに前半終了間際に佐藤由空が追加点。加えて成立学園高が追加点を決め、3-0となったときには試合は決まったかと思いきや…ここから津工業高が驚愕の粘りを見せる。

後半21分には右サイドからのクロスを増山万太が合わせ、ゴールライン付近でクリアされたものの得点が認められる。これでスコアは3-1。さらに後半33分にはペナ左からのふわっとしたクロスをファーで鳴川幸輝がヘディング、差を1点に縮めるゴールとなった。

その後も津工業高が追加点を狙って攻め続けたものの、今度は逆に成立学園高が最後の粘りを見せ、最後までリードを守り切ることに成功。結局スコアは3-2となり、エキサイティングな試合をものにした成立学園高が2回戦への進出を決めている。

成立学園高は17年ぶりの全国高校サッカー選手権大会出場で1回戦を突破。あの舞行龍ジェームズ(アルビレックス新潟)らの母校であることでも有名だ。

Qolyでは先日舞行龍ジェームズにインタビューを行い、その際の思い出についてもたっぷりと伺っている。

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なお、全国高校サッカー選手権大会はこれから1月9日まで行われ、各地で熱い戦いが繰り広げられる。

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