フランスでイタリア・セリエAを放送している『BeIN Sports』から、アタランタの試合が消えてしまったという。
『L'Equipe』によれば、その理由はアタランタが着用しているユニフォームのスポンサーであるとのこと。
アタランタのユニフォームの胸に入っているロゴは「Plus500」という企業のもの。
「Plus500」はキプロスに拠点をおいている金融取引プラットフォームであるが、その主要な商品が「CFD」(差金決済取引)と呼ばれるものの仲介。
少額の証拠金を会社に預けることにより、その額を超える額の取引を証券会社が行い、その差額を最終的に顧客が得るというもの。
ただ、逆に損失に関しても証拠金を大きく超える額を支払わなければならなくなる可能性があるため、フランスの金融庁は「非常にリスクが高い投資」と見なし、スポーツにおける広告の提示が禁止されている。
そして今回フランスの金融取引を規制する局「DGCCRF」によってアタランタの試合を中継しないよう要請が行われたという。
もしこれを無視した場合は1試合あたり10万ユーロの罰金が課される可能性があるため、BeIN Sportsは放送を中止するとともに、その裁定に対しての上訴プロセスをスタートしたとのこと。
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また、この問題はもしかしたらフランス・リーグアンのモナコも影響を受ける可能性があるという。
モナコのユニフォームスポンサーは「eToro」。これはキプロスに登録されている金融取引プラットフォームである。今のところこちらには警告は行われていないが、もしかしたら今後飛び火があるかもしれないとも。