今季ドイツ・ブンデスリーガに復帰してきたものの、ここまで18試合を戦ってわずか2勝と苦戦しているシャルケ04。

まだ14得点しか取れていないというリーグワーストの決定力に加え、失点数もボーフムに次ぐ41。得失点差もマイナス27に達している。

そんなシャルケを昨年夏に退団することになったのが、昇格に大きく貢献した日本代表DF板倉滉だった。

マンチェスター・シティからのローンで加入していた彼は、シャルケのレギュラーとして目覚ましい活躍をしたものの、その後買い取りはされずボルシアMGへ移籍することになった。

その理由は、当時「シャルケ04が経済的に苦しいために買い取りの金額を出せなかった」ためだとされていたが…。

『ruhr24』が伝えたところによれば、シャルケ04のCEOを務めているベルント・シュレーダー氏が今回以下のように話していたという。

ベルント・シュレーダー

「獲得が不可能だったというのは神話だ。ただ、あの時点ではチーム編成の大部分が未定だったため、買い取る選択肢を選ばなかった。

金額のボリュームが大きかったため、慎重に設定した限度を超えてしまうおそれがあったからだ。もし彼を獲得したら、補強が彼一人になる可能性もあった。だからこそ、我々はメンバーの数を多くすることを選んだ」

なお、シャルケは昨年夏の段階で600万ユーロを支払えば板倉滉を獲得できたとされている。ただ、補強が彼だけになってしまうことを恐れて買い取りに踏み出せなかったようだ。その結果が今の成績であるわけだが…。

【関連記事】成功した「日本人選手の1月移籍」ベスト10

そしてシャルケのスポーツディレクターであるペーター・クナベル氏は12月の段階で「板倉滉を出したのは失敗だった」と話しており、それについてはシュレーダー氏も「我々は夏の移籍マーケットですべてを正しく行っていたわけではない。明らかにイエスだ」と反応していたそうだ。

【厳選Qoly】今晩運命のカタール戦!U-23日本代表、奮起が求められる3名

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら