リーガ王者のレアル・マドリーは敵地でのマジョルカ戦に1-0で敗れた。
この試合ではレアルFWヴィニシウス・ジュニオールに対するマジョルカ選手たちの行為が話題になっている。
キャプテンであるアントニオ・ライージョはユニフォームにあるマジョルカのエンブレムにキスをさせようとしていたほか、パブロ・マフェオは泣き真似ポーズを露骨に見せつけていたのだ。
ヴィニシウスとマジョルカには因縁がある。
昨年の対戦でヴィニシウスがゴールセレブレーションでダンスをした際、ライージョが「ヴィニシウスはダンスしてもいいが、相手を侮辱したり、けなしたりしてはいけない。彼は挑発的だと言われると、人種差別というジョーカーを使う」などと苦言を呈していた。マジョルカとしては彼への復讐を果たした形。
ヴィニシウスは前半終了間際にマフェオへの接触でイエローカードを貰うなど不満が募る展開となり、主審に対しても苛立ちをあらわにしていた。
この試合ではマジョルカに29ものファウルがあり、現地紙も「ヴィニシウスにとっては地獄」だったと伝えている。
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試合後、レアルのカルロ・アンチェロッティ監督は「全てがヴィニシウスのせいではない。彼はサッカーをしたいだけだ。相手が挑発し、ファウルをする雰囲気がある」、レアルDFナチョも「ヴィニシウス本人も、理由もわからずに彼をいじめている世間も、誰も得しない雰囲気が作られている」と話していた。
一方、マジョルカのハビエル・アギーレ監督は「マフェオは終盤に交代を求めてきた。彼はホームサポーターからのスタンディングオベーションを欲しがっていたが、私はプレーを続けるように伝えた」と述べている。