今冬のマーケットでヴィッセル神戸からスコットランド1部のハーツ・オブ・ミドロシアンに移籍することが決定した小田裕太郎。

若くしてJリーグを飛び出すことを決めた21歳のアタッカーは、すでにハーツに加入してから3試合に出場しており、ジョーカーとして起用されている状況にある。

今回『Edinburgh News』がそんな小田裕太郎にインタビューを行っており、現在の状況や日本との違いについて話していた。

小田裕太郎

「僕は通常2トップの一角でプレーするので、裏に走って相手のラインを破らなければならない。監督は何より僕にゴールやアシストを求めている。

スコットランドでは日本よりも得点やアシストが求められるので、それはとても重要だと思う。

エジンバラのストリートではファンに声をかけられることもあるが、もっと増やしたいよ。通りを歩けなくなるくらいに、ピッチでもっと成功したい。

ハーツは自分の能力をさらに向上させてくれる、成長の手助けをしてくれるチームだと思う。今考えているのは結果を出すこと。それができればオリンピックの代表、さらにA代表にも呼ばれると思う。

まだ出場権を獲得したわけではないけど、ヨーロッパの大会でプレーすることは自分にとってエキサイティングなことだ。心待ちにしているよ。

もちろん、ハーツのことは前から知っていた。食野亮太郎がいたからね。スコットランド、特にグラスゴーでは多くの日本人選手がプレーしているから、このクラブやリーグのことは知っていたんだ」
小田裕太郎

(セルティックの日本人選手たちについては?)

小林友希とは中学生の頃からよく遊んでいたよ。みんなエジンバラまで来てくれて、日本食レストランへと行ったんだ。彼らは僕よりも先輩で、スコットランドについて多くのことを教えてくれた。

みんな英語を話すスピードが速いなと感じるよ。理解できない。スコットランドの訛りも強いね。その前に、まずは英語の何たるかを理解しなければいけないね。

(サッカーについての違いは?)

とても強度が高いし、こちらの選手は強い。トレーニングではそれに対しての反発力が必要になると感じるよ。日本のサッカーとそれほどかけ離れてはいないけど、強度の点では違うね。

スタジアムの雰囲気については、日本では経験できないものがあるよ。本拠地に集まるファンの情熱が好きだ。得点のときには彼らの叫びが聞こえる。そこでもっとプレーしたいと思うよ。

昨年11月にJリーグが終わってから、長いオフシーズンを過ごしてきたので、コンディションには気をつけなければならない。

今はここに馴染もうとする過程にある。ここに来て1ヶ月が経って、体調はどんどん良くなっているよ。ここで成功する日が待ちきれないね」

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サッカー自体はそれほどJリーグとは違わないが、一方で強度のみについてはかなり差があると感じているという。

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