――U-15時代の先輩からつながるってすごいですね。
Twitterでいろんな人からDMが来て、先輩や憲伸くんがいて。「困っていたら日本人はこんなに助けてくれるんだな」と思いました。
そのお陰で、いまはスパイクも見つかって、本当に感謝しきれないです。
――高吉選手と同じ足の異常で苦しんでいる人や足に問題を抱えている人たちに対して、今後Jリーガーとしてどのような姿勢で発信していきたいですか。
自分がそういう障がいを持っていたので、とりあえず自分に連絡してほしいですね。スパイクについて少し話せたらいいなと思っているんで。
これから自分のスパイクを発信していって、自分の足がどうなっているのかを発信していけたらいいなと思っています。
(同じような症状で苦しむ)小さい子たちにも自分に連絡してくれれば、助けになりたいと思っています。(Twitterの)DMで連絡してほしいです。
――はきたいスパイクもはけなかった苦しい時間を過ごしただけに、自分の足に合った新しいスパイクはワクワクしますか。
めっちゃワクワクしましたね(笑)。(自分の足を)計測なんてしたことなかったので。
自分に合ったスパイクも作れると言われたんで、もうワクワクしました。やっとかって感じですね。子供がプレゼントをもらえるみたいな感じです(笑)。
――最後の質問です。今季の目標と今後の目標を教えてください。
今季はチームが掲げているJ3優勝で、J2に昇格することを目標にしています。
自分の目標は、北九州の新体制発表会で言ったデュエル王になることを目指してやっています。今後の目標は日本代表になってワールドカップで優勝したいですね。あと海外クラブ、ドイツに行きたいです。
――ドイツでもデュエル王になるんですね(笑)。
はい(笑)
痛みと向き合いながら努力を重ねてJリーガーとなった北九州の背番号34は、Twitterを通してかけがえのないもの手に入れた。それは高吉の足にフィットしたスパイクだけではなく、自身を救ってくれたつながりと困っている人たちのために発信する気高い志だ。
待ち焦がれた相棒を手に入れ、痛みから解放されたデュエリストのサクセスストーリーが始まろうとしている。