インテルが2010年以来となるUEFAチャンピオンズリーグ決勝の舞台に駒を進めた。

17日に行われたミランとの準決勝2ndレグに1-0で勝利し、二戦合計3-0で地元のライバルを撃破したのだ。

そのインテルの会長を務めるのは、中国人の張康陽氏。31歳の張会長はCL決勝決定後にこう述べていた。

「(クラブオーナー)蘇寧グループはインテルで7年目を迎えた。

私が24歳でやってきた当時はCLで一度もプレーしたことがない選手たちもいた。

いまは夢を実現させ、インテルを再び頂点に戻した。我々がいる限り、インテルがこの地位を維持できるように毎日取り組む。

スクデットと並んで最大の感動だ。CL決勝は信じられないもの。監督やスタッフたちのおかげだ。

CL優勝?決勝ではどんなことでも起きるよ。

多くの監督と仕事をしてきたが、インザーギはスペシャル。

彼はいつも落ち着いていて穏やかだ。どんな状況でも常に冷静。

それに、彼は私に対して選手を求めたことが一度もない唯一の監督でもある」

47歳のシモーネ・インザーギ監督は2021年からインテルを指揮してきた。

張会長によれば、インザーギ監督は、あの選手が欲しいから獲得してくれという補強リクエストを一度もしたことがないとか。

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そのインザーギ監督は「自分の性格や生い立ちから沈黙を守ってきたが、周りで起きている(批判?)ことに大きなエネルギーをもらった。この間、様々なことが耳に入っていた。我々にはどんなスタッフがいるのかが分かっただろう。そして、偉大なチャンピオンである選手たちにも恵まれている、最後の一歩が足りなかったんだ。決勝を戦うことさえ、いつも実現するわけではない」と述べていた。

なお、5月16日はインテル元会長マッシモ・モラッティ氏の誕生日でもあり、張会長がSNS上でリポストした上記写真も話題になっている。

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