今回のデザインは、今年1月に死去した故ジャンルカ・ヴィアッリ氏が選手兼監督としてチームを指揮した時代のユニフォーム(1997-99ホームキット)へのオマージュだという。
クラブは97-98シーズンに2度目のUEFAカップウィナーズ・カップを獲得し、リーグカップも優勝。そして98-99シーズンのUEFAスーパーカップではレアル・マドリーを撃破して優勝。
この3つのタイトル獲得時に着ていたのが97-99ホームキットで、2000年代以前のチェルシーで最も成功したチームを象徴するユニフォームだ。
新ユニのキービジュアルには、その当時の主力選手だったデニス・ワイズ(左)とロベルト・ディ・マッテオが登場!
“1997-99”というキーワードを持ち出すのであれば、キットデザインはもっと90年代テイストに振り切ってほしかったところ。キットカラーなど当時の要素は盛り込まれているが、全体的に90年代感は薄くパンチ力にも欠ける。
ただ、あの時代の小道具やレジェンドを登場させて90年代感を見事に演出した今回のキャンペーンは実に素晴らしい。
【関連記事】90年代チェルシーも!イングランドで「ビール」胸ロゴを付けた8つのチーム
女子チームからも数選手がモデルで登場しているが、ブラックのGKユニを着るのはゼチラ・ムソヴィッチ。
23-24新ホームキットは8月16日よりクラブ公式オンラインストア、Nikeオンラインストアにて先行発売の予定。その1週間後に一般販売の開始となる。
なお、今後は胸スポンサーが決まる可能性もあるという。ユニに胸ロゴ付きを希望するのであれば、購入は少し様子を見た方が良さそうだ。
レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!