なでしこジャパンは22日、女子ワールドカップ2023の初戦でザンビアと対戦し、5-0の完勝を収めた。

日本は壮行試合のパナマ戦と同じ11人が先発。3-4-3のシステムで、GKは山下杏也加、DFは右から石川璃音、熊谷紗希、南萌華が並び、ボランチにはチームの核となる長谷川唯と長野風花。ウィングバックは右に清水梨紗、左に遠藤純が入り、トップは右から藤野あおば、田中美南、宮澤ひなたとなった。

一方、FWにバーバラ・バンダという強力なタレントを擁するザンビアは4-2-3-1のシステム。下で繋ぐ意識はあるものの、日本のプレスでなかなか前に進むことができず、ロングボールに頼る場面が多かった。

これにより序盤から試合を支配した日本は、スペースが生まれがちなザンビアの両サイドを積極的に突くことでたびたび決定機を作り出す。

VARによるノーゴール判定などでなかなか先制できなかったものの、ようやく43分、藤野の右からのアーリークロスを宮澤が決め、待望の先制点を手にした。

1点をリードして試合を折り返すと、後半もザンビアに流れを渡さない。