スターだった鎌田を残留させたがっていたフランクフルトからの(契約延長)オファーは5月に失効。彼はドルトムントからの好条件オファーを断った。1年前から誘っていたベンフィカも不十分だと思った。
ミランは興味を持って交渉したが、オーナーが変わった。突然、EU圏外選手が多くなったミランは、鎌田よりもルベン・ロフタス=チークのほうを好み、彼と契約を結んだ。
鎌田はこの夏に不運に見舞われているひとりだ。
いま、EU圏外選手である鎌田が欧州トップクラブを見出すのはますます難しくなってる。ガラタサライ行きは即座に否定されたし、彼らはウィルフリード・ザハをフリーで獲得した。
フランクフルトは観察者として鎌田の取引を追っているにすぎない。
同クラブのスポーツCEOであるマークス・クレシェは『なぜ失敗したのか驚いている。大地の決断を見守ろう』と述べている。
鎌田は「最大の売れ残り」と表現されているが、フリーエージェント選手のなかで最も市場価値(42億円)が高い選手ということ。
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フランクフルト幹部も鎌田の現状に驚きを隠せないというが、新天地選びがどうなるのか注目される。