シャツの左裾に付く50周年を祝うタブ。黒-白-黒の3本線で構成するデザインだが、これはアメリカのCDでよく見かける“Parental Advisory”マークそのものだ。

アメリカの輸入盤CDなどを買う方ならよくご存知かもしれない“Parental Advisory”。1985年にペアレンツ・ミュージック・リソース・センター(PMRC)という市民団体の圧力により導入された検閲制度だ。

1990年から使われている黒白マークは、歌詞に過激な内容が含まれるCDなどのパッケージに表示されるもの。10代のファンの保護者への言わば注意喚起なのだが、それは同時に表現の自由を脅かすものでもあった。

80-90年代はPMRCにとってヒップホップとヘヴィメタル系バンドが主な“攻撃対象”だったが、その後はラウドロック系でもこの白黒マークをよく見かけるようになる。

検閲制度の開始以降、とくに80年代は表現の自由をかけてミュージシャンはPMRCと激しく戦っていた。その歴史とも言える黒白マークを、50周年を祝うデザインに採用するセンスとユーモアが最高である。

そして今回のキットカラー自体も、おそらくは“Parental Advisory”を意識したものなのだろう。50年生き抜いたヒップホップの本場ニューヨークからの、ちょっとした逆襲なのかもしれない。

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気になる実戦デビューは現地時間8月26日の試合で、相手はリオネル・メッシの加入で話題のインテル・マイアミだ。

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