今季ドイツ1部フランクフルトとの契約が満了したMF鎌田大地は4日、昨季リーグ戦2位の強豪イタリア1部ラツィオが獲得したと発表した。

鎌田はビアンコセレスティ(イタリア語で白と水色、クラブカラー)に袖を通した初めての日本人となった。

これまで日本人が所属したことがないクラブのため、どのようなクラブが知らないサッカーフリークもいるだろう。そこで今回はラツィオがどのようなクラブなのかを解説する。

実は宿敵より古い首都の名門クラブ

首都ローマのクラブといえば、元日本代表MF中田英寿さんが所属したローマのイメージが強いが、実はラツィオはローマより27年前に創設されたクラブだ。

イタリア人将校のルイジ・ビビアレッリが設立した前身のラツィオ競歩協会が前身となり、1900年にクラブが創設された。

1958年に国内カップ戦コッパ・イタリアを制し、1973-74シーズンにはリーグ初制覇を経験した。ただその後は長い低迷期に入り、1990年までに2度の2部降格をするなど、苦しい時代を過ごした。