近年のラツィオと求められる鎌田の役割
昨季2位に入ったラツィオは、超攻撃的サッカーを標榜するマウリツィオ・サッリ監督が2021年に就任してから魅力的な攻撃戦術「サッリ・ボール」を見せて2021-22にシーズン5位と徐々に成績を上向けてきた。
昨季12ゴールを決めた天性のワンタッチストライカーFWチーロ・インモービレ、変幻自在のドリブルや精度の高いパスを持つフェリペ・アンデルソン、突破力とチャンスメイクに長けるMFマッティア・ザッカーニの攻撃ユニットはセリエA屈指の破壊力を誇る。
ただ中盤の心臓ともいえる攻守に存在感を見せていた万能型MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチがサウジアラビア1部アル・ヒラルに今夏移籍したため、中盤の補強が急務になっていた。そこで日本代表やフランクフルトの中盤で躍動していた鎌田に白羽の矢が立った。
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今季はUEFAチャンピオンズリーグ挑戦と24季ぶりのスクデット奪取を狙うラツィオ。中盤の核として期待される鎌田がイタリアでどのようなプレーを見せるのか。日本屈指のチャンスメイカーの活躍から目が離せない。