CBからWGまでこなせるマルチロール

そしてバーリントの秀でた面で、複数ポジションをこなすユーティリティ性も見逃せない。

transfermarktによると、これまで9ポジションをこなしたという。中盤だけに限らず、センターバック、両サイドのウイングからシャドーまでこなしてきたというのだから驚きだ。

一方でバーリントのプレー集動画を視聴した一部の神戸サポーターは、彼を攻撃的な選手と認識しているようだ。ただ年齢を重ねるごとに守備的なポジションへとシフトしている傾向にある。

昨季は17試合セントラルミッドフィールダーを務め、攻撃的ミッドフィールダーは4試合、センターバックは1試合と守備側のポジションを多くこなしていた。

永井SDも守備に特徴があると期待しているように、守る力は前述したように数値を見れば明らかだ。

ウイングで培った推進力、攻撃的MFで見せる左足からのチャンスメイク、センターバックでの守備力とビルドアップ、と守備的MFで出場しても幅が広い選択ができそうだ。

筆者の主観としては、左利きのMF小林祐希(現J1北海道コンサドーレ札幌)とMF橋本拳人(スペイン2部ウエスカ)を足して2で割ったような印象を受けた。