バロが神戸で求められる役割

バーリントが神戸で求められる役割は、今月3日の入団会見で永井SDが明かしている。

バロに関しては、(齊藤と)同じポジションでハンガリーリーグでも、ボール奪取率、シュートブロック率、デュエル勝率、かなり高い数値と素晴らしいものがありますので、ボランチ、アンカーのところでの貢献を期待しております。

長期離脱中の齊藤の代わりとして白羽の矢が立ったと思われるが、バーリントが期待されているタスクは、さらに上の次元を求められていると推察する。

国内外の一部報道で橋本拳人の獲得報道が出たように、神戸は橋本の動向を追っていた。そのためバーリントは橋本が務めていたタスクも求められている可能性がある。

実際に6月14日に投稿された西大伍(J3いわてグルージャ盛岡)のYouTubeチャンネル動画内で小林祐希が吉田孝行監督から「橋本拳人のようなプレーをしてくれ」という内容の指示を受けたと明かしている。

そのため齊藤が託されてきた運動量を生かした守備タスクと、橋本がこなしてきたフィジカルを駆使した守備タスクをバーリントが担う可能性もある。

橋本が神戸から退団する直前の2試合はアンカーとして出場していたため、永井SDが期待するようにアンカーを務める場合もあるだろう。

左利きの選手であるため、同じビジョンを描ける左利きのMFフアン・マタやDF本多勇喜との連係も期待できる。ただ残り8試合と時間が限られており、コンディション面の問題や空中戦の勝率が低い点など懸念点は複数ある。

それでも、イタリア1部ボローニャ、スイスの強豪ルガーノ、ハンガリー屈指の名門フェレンツヴァーロシュで所属してきた実績と優れたデータがあるため、実力は間違いないだろう。

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