カナダ最大の損失といわれた男
フィカヨ・トモリ
選択した代表:イングランド
所属:ミラン
ポジション:センターバック
カナダのカルガリーでナイジェリア人の両親から生まれたトモリは、8才のときにイングランドの名門であるチェルシーに才能を認められる形でアカデミーに入団した。ただチェルシーではなかなか頭角を現すことができなかったトモリは、期限付き移籍を転々としながらも、ミランでその才能を開花した。
優れたスピードと屈強なフィジカルを駆使した対人能力は秀逸であり、足元の技術もあるためビルドアップにも問題なく参加できる。カナダ代表は育成年代のU-20代表まで選択していたが、途中でイングランドへ鞍替えしてしまった。
センターバックが最大の弱点とされるカナダにとって各メディアに「最大の損失」といわれるほど、トモリのイングランド代表選択は衝撃が走ったという。現在イングランド代表では2019年に招集されてからわずか3試合と、カナダからすれば長く悔やまれる結果となってしまった。