現在イングランド・プレミアリーグを戦っているエヴァートンが、勝点12を剥奪される可能性があるようだ。
『Daily Mail』は25日、エヴァートンが「プレミアリーグから勝点12の剥奪を勧告される可能性が高い」と伝えた。
その理由はファイナンシャル・フェアプレー制度で定められている財務規定の違反であるという。
エヴァートンは1シーズンでの損失の上限である1億500万ポンド(およそ188.8億円)を超えて、この3シーズンで3億7200万ポンド(およそ668.9億円)の損失を計上しているとのこと。
すでに3月の段階でプレミアリーグから財務規定違反を告発されているが、エヴァートン側は新型コロナウイルスのパンデミックによる影響でリーグから手当を受け取っているとして無罪を主張していた。
ただ、リーズ・ユナイテッドやレスター・シティ、バーンリーなどは「エヴァートンが不正な状況でプレミアリーグ残留を勝ち取った」として不服を訴えており、訴えを起こすことを警告している。
そして、現在イングランド・プレミアリーグは内部の調査を先週スタートしており、独立委員会の判断を仰いでいる状況であるとのこと。
その判決に関しては今週後半に下される予定であるそうで、プレミアリーグは有罪と認められた場合に備えて準備を進めている段階だという。
もし12ポイントが剥奪された場合、エヴァートンはなんと勝点マイナス5の最下位となるため、プレミアリーグへの残留はかなり難しくなる。
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なお、エヴァートンは先日ある代理店から『2021-22シーズンに加入した選手の移籍金にあたる数十万ポンドが未払いになっている』として訴えを起こされており、こちらにも対処しなければいけない状況となっている。