明治安田生命J3リーグは2日、2023シーズンの最終節が各地で行われ、鹿児島ユナイテッドFCが5年ぶりのJ2復帰を決めた。

J3は愛媛FCのJ2昇格&J3優勝がすでに決定。注目は2位争いで、昇格の可能性は2位鹿児島と勝ち点2差の3位カターレ富山の2チームに絞られていた。

迎えた運命の最終節、2位の鹿児島がアウェイでガイナーレ鳥取と、3位の富山はホームでY.S.C.C.横浜と対戦した。

最初にスコアが動いたのは富山vsYS横浜。8分にYS横浜が松村航希のゴールでするも、富山も前半アディショナルタイムに高橋駿太が同点弾を決めて試合を振り出しに戻す。

前半スコアレスで推移した鳥取vs鹿児島は、56分、中原秀人がエリア内で痛恨のファウルを犯してしまい、このPKを普光院誠が落ち着いて沈めて鳥取が先制。

リードを許してしまった鹿児島だが、76分、1分前に投入された山本駿亮がいきなり同点弾を決める。得失点差で富山を7点上回る鹿児島はこれで冷静さを取り戻すことに成功した。

その後、両試合ともに鹿児島と富山が攻める展開が続き、富山は後半アディショナルタイムにアルトゥール・シルバのPKで逆転。しかし得失点差で鹿児島がJ3の2位を確定させ、5年ぶりとなるJ2復帰を決めている。

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試合中には、鹿児島市の下鶴隆央市長がゴール裏で声援を送る姿もカメラにとらえられていた。このJ2昇格が難航するスタジアム問題の解決につながることを願いたい。

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