「今季の我々は、多くの試合でディフェンダーがほとんど使えなかった。サイドバックは全試合の3分の1もプレーできず、センターバックは手術を受けていた。顎を骨折するという不運もあった。それはただ恐ろしいことだった」

「ただピッチに立つ選手たちは、『怪我をした選手のために』という感覚があった。だからこそシーズン最後まで挑戦し続けられたことは非常に力強い努力の賜物であった」

「成功は常にトロフィーの数で評価されるもので、それは永遠に残る。ただ、作り上げたチームスピリットというものは受け継がれていく」

「若い山根陸が突然神戸戦でデビューしたときのことを覚えている。彼がどのように試合で迎え入れられたか。退任が決まったとき、彼は私のオフィスに別れの挨拶に来てくれた。その時どれだけの感謝を伝えられたか。これまでの人生で最も感情的な話だった」

「そして宮市亮。彼もチームを活気づけてくれた。彼は久しぶりに招集された日本代表の試合で前十字靭帯を断裂した。しかも自身3度目のものだ」

「ただ、それからの彼の態度はチームとファンを元気づけた。一度は引退を考えたが、現役を続けることを決意した。そして復帰戦となった柏との試合でゴールを決めた。その時のスタッフ、選手、ファンの反応を見て、このクラブは本当に特別なものなのだと実感した」

横浜F・マリノス、「歴代最高の日本人選手」はこの5人!

横浜F・マリノスで2年半指揮したケヴィン・マスカット監督。その中では怪我をした宮市亮やデビューのチャンスを与えた山根陸らの態度、そしてファンの振る舞いに心を打たれていたという。

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