チュニジアサッカー連盟とキットサプライヤーのKappaは5日、「アフリカネーションズカップ2023(AFCON2023)」に向けたチュニジア代表の2024新ユニフォームを発表した。

コートジボワールが舞台となる今回のAFCON2023は当初2023年6月開幕予定だったが、この時期の不安定な気候などいくつかの理由により2024年1月開幕に変更となっていた。なお、大会名は「2023」のまま変わらない。

Tunisia 2024 Kappa Home

チュニジア代表 2024 Kappa ホーム ユニフォーム

2024新ユニフォームはホーム、アウェイのどちらも基本的なディテールは共通使用。前面のグラフィックと、チュニジアのユニフォームでは大変珍しい襟付きが特徴的だ。

チュニジアは1990年代後半から長い間ホワイトをホーム、レッドをアウェイとして使ってきたが、2021モデルから色の入れ替えを実施。今回もレッドがホームで継続する。

Tunisia 2024 Kappa Away

チュニジア代表 2024 Kappa アウェイ ユニフォーム

新アウェイユニフォームはホワイトを基調とし、レッドで彩る襟が存在感を放つ。

今回のデザインの特徴である前面のグラフィックは、国の世界遺産を描いたもの。そして襟付きは実に2004年以来の“復活”となる。

前面のグラフィックは、1979年に世界遺産に登録された円形闘技場を描いたもの。チュニジア南東部の街エル・ジェムに存在するこの闘技場は3世紀に建てられ、収容人員3万5千人を誇る巨大な建造物だ。この闘技場で死刑囚vs死刑囚、猛獣vs人間など生死をかけた戦いが行われたという。

そしてもう一つの特徴である襟付きデザイン。これについてはとくに説明はないが、20年ぶりに襟を復活させた理由は間違いなく2004年のネーションズカップ優勝だろう。

自国開催だったAFCON2004でチュニジアは躍進し、準々決勝でセネガル、準決勝でナイジェリア、そして決勝でモロッコを下して初優勝を成し遂げている。その大会で着用したユニフォームが今回と同様の襟付きだった。

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ネーションズカップは16大会連続21回目の出場となるチュニジア。AFCON2023ではグループEに所属し、南アフリカ、マリ、ナミビアと対戦する。

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