サッカー解説者の城彰二が運営している「JOチャンネル」は、6日に「出待ち&ファンレターの苦い思い出」という動画を投稿した。

その中で城彰二は鹿児島実業高校1年生の時、初めてファンレターが届いたときのエピソードを告白。先輩が中心となったチームが全国の舞台を戦い、鹿児島実業高校に数多くのファンがついたあとのことだったという。

城「大会を終えて、初めてファンレターが全国から来た。20通くらい。それまでファンの方からメッセージとかもらったことがなかったから、衝撃的だった。

それが(鹿児島実業の)寮に届いて…ある日、監督に『ちょっと下に来い」と呼ばれた。そうしたらテーブルの上にファンレターが並んでる。

それで監督が『お前は何人彼女がいるんだ。何を女の子にうつつを抜かしてるんだ』って。『えっ?!知らねえし』ですよ。彼女なんかいないですしね。でも、監督が怖いから『いや…いないですよ…』と言いながら。

そうしたら監督から『おまえは変わったな。お前はダメだな。女の子に対してそうなっていったら、もうサッカーは二度とできないな。もう終わったな』と。『あとは自分で解決しなさい、その誠意をどう見せるのか、サッカーに対する思いをどう出すのかだ』と言われた。

それで先輩に相談したら、前園さんに超笑われて…『もう、それは剃るしかないんじゃない?』と。鹿実伝統のバリカンにアタッチメントを付けずに五厘まで丸坊主にして、さらにT字カミソリで剃って…。

これで学校に行って、監督に『すみません、これにしてきました。僕は女の子にうつつを抜かしているわけではなく、本当に一生懸命サッカーがやりたいんです』と気合を見せたわけ。

そうしたらなんて言われたと思います?『まだ足りん』と言われてね(笑)。

もう一回前園さんに『足りないって言われたんです』って聞いたら大爆笑で、『だったら下もじゃない?』って言われて(笑)。今はきれいに脱毛するものもあるけど、当時はなかったし、下を剃るなんておかしいやつじゃないかと。

そんなことしたこともないけどやっぱり従順だから。次の日髪の毛を剃った温泉に行って、『実はちょっと下もしなきゃいけない』と。

馬原温泉っていうところなんだけど、そこはずっと鹿実のサッカー部が通ってるところだから知ってる人なんだよね。説明したら、店主のおじさんも『じゃあそこでやれ』と(笑)。

結果的にはそれで先生も安心したんでしょうね。結局それをしてから手紙をもらえた」

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現代で考えればパワハラ的な行為とも言えるが、当時の鹿児島実業高校では伝統のスキンヘッド、そして下半身の剃毛であったという。

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