6番:アリ・アドナン・カーズム

メス・ラフサンジャーン所属、1993年生まれの30歳。

バグダッド生まれで国内出身者を代表するひとり。弱冠18歳で代表デビューすると92試合に出場してきた重鎮DFだ。

ウディネーゼとアタランタでセリエA通算68試合に出場している。海外移籍によって持ち前の守備力だけでなく攻撃能力も成長し、武器であった左足も強化。

全盛期には正確無比かつ強烈なクロスとフリーキック、アジア屈指のミドルシュートを備え、「アジアのギャレス・ベイル」や「アジアのロベルト・カルロス」との異名で呼ばれた。

彼と日本には因縁がある。

日本は2012年のAFC U-19選手権 準々決勝でイラクに1-2で敗れ、U-20W杯の出場権を逃した。その試合で決勝点を決めたのは、アリ・アドナン。DFとして出場していた遠藤航は敗退後に涙している。

また、日本は2014年アジア大会のグループステージでもイラクに1-3で敗戦。この試合でアリ・アドナンは決勝ゴールとなった強烈なフリーキックを含めて2ゴールと大暴れ。遠藤航はこの試合にMFとして出場していた。

そんなアリ・アドナンは左サイドバックを主戦場にしてきたが、近年の代表ではCBにコンバートされている。カサス監督は、サイドにはよりスピードが必要になるためと説明している。

ちなみに、代表では6番を背負っているが、クラブでは1953年創設のトルコのリゼスポルに所属して以降ずっと53番を着用している。

日本代表、アジアカップ初戦で評価を下げた4名

AFCアジアカップカタール2023
グループステージ第2戦
イラク代表 vs 日本代表
日時:1月19日(金)20時30分キックオフ
ゲスト:小野伸二
解説:林陵平
現地リポート:佐藤寿人
実況:桑原学
配信:DAZNにてライブ配信

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