アジアカップで準々決勝敗退に終わった日本代表。
敗れた相手がランキング的にほぼ同等のイランだったとはいえ、昨年からの快進撃を考えると物足りない結果、そして内容だったと言わざるをえない。
今回は、アジアカップで評価を下げてしまった5名の日本代表選手を紹介する。
鈴木彩艶
5試合で8失点。初めて臨んだビッグトーナメントで、21歳のGKは非常に厳しい現実を突き付けられた。
アジアカップでの日本の失点、その多くは鈴木彩艶以外の要素に左右されるものだった。しかし、大会を通して相手チームが彼に全く脅威を感じていなかったこともまた事実。最後の砦であるからこそイメージは非常に重要だ。
得意のビルドアップに関しては現状でも日本トップクラス。その一方で、イラン戦では利き足でない左足で中央へ出したパスが相手に渡り、そこから同点弾につなげられてしまった。
攻守において露呈した甘さをクラブに戻り一つずつ取り除いていくことが、鈴木が今大会全試合にフル出場した"意味”となる。