1977年8月21日。アイルランドの首都ダブリンにあるボヘミアンのホームスタジアム「ダリーマウント・パーク」で、ダブリン初の大型野外ロックフェスティバル『Open Air Rock Festival』が開催された。そのフェスでヘッドライナー(メイン)を務めたのがThin Lizzyだった。

新アウェイユニフォームの裾部分には、バンドロゴとともにフェスに関する情報を刻んだタブが付く。こうしたタブ一つ見ても非常にコレクション性の高いユニフォームだ。

ボヘミアンの音楽ユニフォームは、2022年に伝説のレゲエシンガー、ボブ・マーリィをデザインしたアウェイユニフォームが原点。正確には、2018年にリリース予定だったが発売前に権利関係の問題が発覚したため中止に。4年後に改めて登場となったものだった。

2つめの音楽ユニフォームは、2023年の特別モデル。胸に通常のスポンサー名ではなく、アイルランドが誇る国民的ロックバンド「ASLAN(アスラン)」のバンドロゴを入れたものだ。

これは血液疾患による癌を患っていたメンバーのクリスティ・ディグナム氏の訃報を受け、同年6月に追悼のために製作した限定版。同氏は緩和ケアを受けながら最後の数ヶ月を自宅で過ごしたという。

ユニフォームの収益全額にあたる約14万ユーロ(当時で約2,070万円)は、同じ境遇にある癌患者のためにダブリンのホスピス(緩和ケア病院)に寄付された。

今回のユニフォームもチャリティの側面がある。収益の10%が、社会的に孤立し恵まれない環境に置かれたダブリンの子供たちに音楽を届ける「Music Generation Dublin City」プロジェクトに寄付される。

このプロジェクトによって対象の子供たちは音楽を聴くだけではなく、学び、演奏する機会を得ることが出来るという。

サッカーと音楽のコラボ!これが「世界的ミュージシャン」のユニフォーム姿

伝説のロックバンドThin Lizzyとのコラボレーションとなった2024アウェイユニフォームは、クラブのオンラインストアで予約販売を実施中だ。

現在では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。懐かしいユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。

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